KENWOOD HD30GA9 HDD換装 その7(ケーブル作成 しかし失敗1)

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まずは、「A. FFCを改造して作成」で製作開始してみます。

まずは、おさらいです。
長所
コストが安い
ハンダ付け部分が少ないので失敗が少ない?
短所
端子部分に切り込みを入れるので接触不良等がおきる可能性がある


この方法の魅力は、「安く簡単にできる」所でしょう!ちょっとした動作確認とかでも利用できそうです。

材料
変換名人
 HDD変換アダプタ(東芝/日立ZIFケーブル)

または、
FFCフラットケーブル[FFC(0.5)40P55W-T-HDD]

ニチバン
 再生紙両面テープ ナイスタック しっかり貼れてはがせるタイプ
 NW-H15SF 15mm×5m



作成手順
1.ケーブルはHDD側が白(0.21mm厚)、HD30GA9側が青(0.32mm厚)となりますが
この後の作業の関係で両側が白(0.21mm厚)を使用します。


2.まずは作業するHD30GA9側の白シートを剥がします。
端子側にマスキングテープを貼ってキズをつけないように剥がして下さい。
また剥がした白シートも再度使用しますので丁寧に作業して下さい。


3.端子側を表にHD30GA9側を左手側に置いて、
上から 2列22列5列2列1列6列2列 に分けるように、シートの配線の間に切れ目を1cm程度入れます。

「HD30GA9本体(40Pin)→1.8インチHDD(40Pin)」
MK8025GAL 40pin側からHD30GA9 40pin側へ配線を変更すると考えて下さい。


4.シートの配線、MK8025GAL 40pin側での「1,2番の2列」「32番の1列」を切り取ります。
切り取ったケーブルもあとで使いますので取っておいて下さい。


5.剥がした白シートの裏に両面テープを貼り付けて、先ほど剥がした部分に再度貼り付けます。
この時点で白シート+両面テープの厚みで大体0.32mm厚となります。


6.配線を並べ直します。
この時、端子部分が平行になるように注意して下さい。
配線の間隔は予備のケーブルを向かい合わせに並べ比較しながら作業すると楽です。


7.HD30GA9 40pin側の「23番の1列」「29番の1列」「37,38番の間」に、
隙間ができるので、さきほど4.で切り取ったケーブルの端子部分を使って埋めます。


8.HD30GA9 40pin側の「40番の1列」の金属部分を慎重に剥がし取ります。


9.MK8025GAL 40pin側の「26番の1列」「28番の1列」の金属部分を慎重に剥がします。
そして剥がした線をハンダ付けします。


10.HD30GA9 40pin側の「38,39番の2列」をハンダ付けします



11.完成したケーブルです。端子の並び順の関係で通常と表裏が逆にケーブルを差し込んでいます。




12.こちらは裏面です。(何回か作り直した時の写真なので、端子の裏が青くなっています。)




失敗点
このケーブルで一度は成功しました。
しかししばらくするとエラーに...(涙)
3回作り直したのですが、やはり動作が安定しませんでした。
この後しばらくして判ったのですが、狭い本体に折り込んで入れるため接着面に負担がかかる事。
また熱で若干ですが接着剤がゆるくなる為、位置がズレてしまうようです。
それでは...と接着方法を検討したのですが、なぜかこのケーブル接着剤が効きません。
また薄く接着しなければならない事もあり断念しました。

ただしパソコン等である程度スペースに余裕があれば、有効な方法かと思います。